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紀友則 古今集・春

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こんにちは。小翼(SHO-YOKU)でございます。

本日の書は「古今集」。書いている文字は

久方の光のどけき春の日に
しづ心なく花の散るらむ

万葉仮名ですので実際には

ひ(悲)さか(可)た(多)の
光の(乃)どけ(介)きは(者)る(流)の日に(二)
しづごヾろ(路)なく(具)は(者)な(那)の
ちるらむ(无)

となっております。意味は「日の光がのどかな春の日に、桜の花はどうして
落ち着いた心もなく、こんなにあわただしく散ってゆくのだろう」という
春の歌でございます。

今まさにお花見の時期でございますが、一瞬にして花びらが散っていく姿は
今も昔も変わることなく悲しい姿ですね。ただ、花びらが風に舞って空を
流れる姿に優美を感じる方もいらっしゃると思います。桜が咲いているという
その時間を大切に過ごしたいですね。

清原元輔 後拾遺集・恋

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こんばんは。小翼(SHO-YOKU)でございます。


本日の書は「後拾遺集」。書いている文字は

契りきなかたみに袖をしぼりつつ
末の松山波こさじとは

万葉仮名ですので実際には

ちぎり(利)き(支)な(那)
か(閑)た(多)み(美)に(尓)
そ(所)でを(越)し(忘)ぼ(本)
りつ(都)ゝ
す(春)ゑ(衛)のま(万)つ

波こ(古)さ
じ(忘)
とは(盤)

となっております。意味は「約束しましたね。お互いに涙で濡れた袖をしぼりながら、
決してあの末の松山を波が越さないように、二人の愛も永遠に変わらないと」
という恋の歌でございます。

昔の恋歌は純粋で、正直な気持ちがそのまま歌に表われてますね。

坂上是則 古今集・冬

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こんにちは。小翼(SHO-YOKU)でございます。

本日の書は「古今集」。書いている文字は

朝ぼらけ有明の月と見るまでに
吉野の里に降れる白雪

万葉仮名ですので実際には

朝ぼらけ(遣)あり(利)明の月と(登)
みる(流)ま(万)でに(耳)
よし野の里にふれる白雪

となっております。意味は「夜が白々と明ける頃、明け方の月の光と見間違えるほどに、
吉野の里に降り積もっている白雪であるよ」という冬の歌でございます。

私が住んでいる地方はめったに雪が降らなく、逆に雪が降る事が珍しいのですが、
朝起きてみるとあたり一面銀世界で、日の光が雪に反射してまぶしいぐらいの風景も
寒いですが清々しい気分で朝が迎えれそうですね。

大納言経信 金葉集・秋

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こんばんは。小翼(SHO-YOKU)でございます。

本日の書は「金葉集」。書いている文字は

夕されば門田の稲葉おとづれて
葦のまろやに秋風ぞ吹く

万葉仮名ですので実際には

夕されば(盤)かどた(多)の稲葉おとづれて
あ(安)しの(能)ま(万)ろ(路)やに(耳)秋風ぞふ(布)く

となっております。意味は「夕方になると門前の田の稲の葉をそよそよと音をさせて、
芦葦きの仮小屋に秋風が吹いてくるよ」という秋の歌でございます。

私の実家がまさにこのような風景が目の前に広がっており、大変哀愁が漂う歌だと感じました。

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